namiashi

熱心に剣道の稽古に取り組んでいても、なかなか上達できずに伸び悩んでいませんか?

運動が苦手で始めた直後から伸び悩んでいるという人もいるでしょうし、初段、二段まで
はスムーズに上達できても、足踏み状態が続いているといったところかもしれません。

現状を改善して、再び上達できるようになるためには何をすれば良いのでしょうか?
一般論として、以下の3種類の対策が考えられます。

  • 練習量を増やす
  • 練習方法を変えてみる
  • 別の指導者から教わる

練習量を増やすというのは分かりやすいのですが、今はできていない動きができるように
なったとか、自ら気づきが得られないとなかなか現状を打破するのは難しいものです。

ただ同じことを繰り返しても、同じところをグルグルまわっているだけですから、結局は
自己満足しか得られずに終わってしまうのです。

また、指導者を変えれば異なる視点からチェックが入りますから、今まで気づかなかった
改善点が見つかることもありますが、ゴルフでは珍しくもない話として、指導者によって
言うことが違うので混乱するだけで終わるような結果にならないように注意が必要です。

「間違った指導」と「正しい指導」にきれいにわかれたら分かりやすいのですが、いずれ
も正しい指導ではあるが、部分的なものばかりで組み合わせる際にうまくいかないという
ケースが多く、今までの良かった部分まで壊してしまう場合もあります。

そこで、新しい考え方を取り入れて練習方法を変えてみると言う選択をするのも悪くない
と指摘をするのは、九州共立大学スポーツ学部准教授で剣道教士七段の木寺英史さんです。

木寺さんは、関西大学人間健康学部の小田伸午教授と、愛知県小牧市にある五体治療院の
小山田良治代表と共同で「常歩」という、人間にとっても無理がなく、理想の体の使い方
に関する研究を行っています。

従来は常識と考えられてきた動作の中に数多くの錯覚や誤解が含まれており、剣道の動き
の中でも、大きな負荷や負担が身体にかかっているケースがあることが明らかになった

木寺さんは指摘します。

地面を蹴らない、左足を送る、顎を引かないといった、打突で当たり前のように思われて
いたことも、常歩からすれば無理な負荷がかかっている場合が少なくなかったのです。

そこで、木寺さんは動きやすいだけでなく身体への負担も少ない「常歩剣道」を提唱して
いますが、男性と比べて筋力が弱い女性剣士や少年剣士であっても、今までよりスムーズ
に動けるようになり、打突も行えるようになる
と言います。

この常歩剣道を自宅で学べるDVD教材が公開されました。

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