バスケットボールにおいては、アーリーオフェンスが一般的になりましたが、オフェンス
がうまくできないと、思い通りにポイントを積み重ねていけません。
オフェンスの組み立てがうまく行かない、モーションオフェンスが機能しない、個人では
動けていても、チームとしてはばらばらになってしまうなど、思い通りに行かずに苦労を
しているのではないでしょうか?
1on1で相手を抜けない状況だと、日々の練習をどうすればいいのか、頭を悩ませるので
はないかと思います。
2005年に創設したばかりの私立明成高等学校男子バスケットボール部を、わずか5年
でウィンターカップ優勝に導いた手腕を持つ佐藤久夫監督は、「基本の考え方と技術」が
あれば最強のオフェンスを作り出すことができると断言します。
バスケットボールは戦略性の高いスポーツのために、指導者の指導内容次第で、チームは
大きく変わることも決して珍しくありません。
個人でのスキル練習や、流れの決まったプレーを繰り返すだけでは、試合中のコート変化
に対応し、最適なプレーを選択することはできません。
この佐藤監督が日々の練習で選手に取り組ませているバスケットボール練習法をまとめた
のが「基本と基本を重ね合わせたフリーランスオフェンス」です。
佐藤監督の指導法は、どのようなチームでも取り入れやすいです。
徹底的に基礎を高めるだけでなく、状況に応じて適切に組み立てる思考を身につけること
で、チーム力は大幅に高まります。