バドミントンで強くなるためには練習量が重要だと思っていませんか?

もちろん、練習をろくにしなくても上達できるといった考え方は間違いですが、上達する
ためには練習量を増やすしかないという考え方も正しくはありません。

スタミナや耐久力を高めるために高負荷のトレーニングをするのであれば、その後のケア
をしっかりと行うといった配慮をしないままに、スパルタ的な練習を延々と続けたところ
で期待通りに上達できるとは限らないのです。

「練習のための練習」などといった無意味な時間の使い方をしていると、長時間にわたり
練習したところで上達しませんし、体力の消耗はもちろんのこと、筋肉や関節、骨格など
にも疲労が蓄積することから、パフォーマンスの低下や怪我の原因にもなりかねません。

バドミントン講師の加藤孝さんは、元々はテニスプレイヤーを志しており、テニスを強化
を目的としてバドミントンを始めたのは19歳と遅かったのにも関わらず、全日本シニア
ダブルスで30代、40代にわたって何度も優勝したという実力の持ち主ですが、当初は
学生の頃からバドミントンで鍛えていた選手と比べると見劣りすることも多かったといい
ます。

それにも関わらず、ダブルスで優勝できるようになったのは、多忙な社会人生活の中でも
効率よく上達できる練習法を続けてきた
のが理由です。

そのポイントとなるのが、「前衛で勝つ」バドミントンができるかどうかです。

ダブルスですからペアとコート内を前後左右に分かれてディフェンスやオフェンスを行う
わけですが、二人ともが前衛を意識するゲーム展開、ショットを工夫する戦い方をすれば
無理なく勝てるようになる
と加藤さんは言います。

この「前衛で勝つ」バドミントンをするために欠かせないのが、日頃の基礎打ちです。

ウォーミングアップを兼ねてローテーションとして行っている基礎打ちを工夫することで
わずか25分間でもダブルスの試合に大いに役立つようになります。

この練習法をまとめたのが「試合に勝つためのバドミントンダブルス練習法」です。

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