平泳ぎで速く泳ぎたければ、肩回り、腕、胸、腹筋、背筋、太もも、ふくらはぎといった
具合に、全身の筋肉を幅広く鍛える必要があると思っていませんか?
もちろん、全く鍛えないままに泳ぐよりは、筋肉を鍛えたほうが前に進むための推進力が
強くなりますので全くの無駄だとは言いませんが、筋肉を鍛えて練習を繰り返せば十分と
いうわけでもありません。
あなたも陸上では筋トレや走り込みを繰り返し、プールでしっかりと泳ぎこんで、正しく
泳げているかどうかをフォームチェックしていると思いますが、なかなかタイム短縮まで
にはつながらないのではないでしょうか。
人によって指摘する内容が違うことは珍しくありませんし、正反対のことを言われたとき
などは何が正しいのかわからなくなって混乱した経験もあったかもしれません。
北京オリンピック200m平泳ぎで8位に入賞し、現在は指導者として幅広い年代の指導を
行っている種田恵さんは、平泳ぎのスピードアップに関する多くの常識は間違いだと指摘
します。
平泳ぎに関してはさまざまな情報がありますが、それこそ世界トップレベルのスイマーで
なければ無理な技術が素人でも可能であるかのように説明されていたり、簡単なことでも
なぜか複雑怪奇に説明されているので混乱すると言ったケースが少なくないのです。
もちろん、個人の感想レベルのことしか言えずに、他人には役立たない理論を教えようと
する指導者もいますので注意が必要です。
そこで、種田さんがシンプルでわかりやすく平泳ぎを上達できる練習方法や、知らないと
上達できない、ちょっとしたコツやポイントを学べる「女性向け平泳ぎスピードアップ・
プログラム」を公開しました。
筋力が少ない女性スイマーに特化した内容ですから、男性の場合は物足りなさを感じる事
もあるかもしれませんが、男子高校生・大学生レベル以外であれば問題ありません。