陸上の短距離走と同じようにトレーニングをしていれば、球技でも足が速くなると思って
いませんか?
もちろん、あなたが今までにトレーニングを行ってきたのであれば、全くの無駄ではなく
やった分だけ意味があることは明らかですが、球技で走る場合には陸上とは異なり、
- 短距離/短時間でトップスピードに上げる必要がある
- ボールを持つ・蹴るなどの状態で高速で走る必要がある
- 相手チームの妨害を避ける/影響を最小限に抑える必要がある
などといった違いがあることから、不完全だと言わざるを得ません。
早稲田大学競走部コーチで日本陸連短距離強化委員の渡邉高博さんは、陸上選手は当然と
して、野球やサッカー、ラグビーやハンドボール、バスケットボールと言った具合に足の
速さが求められるスポーツ選手や、一見、足の速さは関係ないと思われるプロゴルファー
やダンサーなどにも指導を行ってきました。
これまでの指導経験から、渡邉さんは球技で必要とされる
- 瞬間的に動き出す
- トップスピードまでの時間を短縮
を実現するための方法やトレーニングメニューを研究してきたといいますが、その成果と
して以下の3つのポイントを上げています。
- 体にストレスを与えることなく体の力を上手く利用する
- 加速時はスピードを維持し、減速は最小限の距離で止める
- 瞬時にボールに反応できる方法を知る
具体的に、何をすれば球技で通用する足の速さを身につけられるのでしょうか?
練習量を増やせば上達できるという新興宗教にも近い考えはありますが、多くの場合には
過労で筋肉や関節を痛める結果に終わり、上達するどころか選手生命を縮める結果になり
かねません。
練習中に怪我をした結果、回復の見込みが立たずに引退・挫折というケースは少なくあり
ませんし、怪我から回復しても故障が再発しやすくなる悲惨な状況が待ち受けている場合
も珍しくないものです。
そこで、渡邉さんは怪我で引退に追い込まれたり、長引く休養で棒に振ること無く、上達
できる手法を「球技で使える瞬間的スピード走法」というDVD動画教材にまとめました。
豊富な内容で戸惑うかもしれませんが、最初に順番に取り組んでいけば無理なく上達する
ことができますし、個々のトレーニングも簡単なものであるために、逆に素っ気なささえ
感じるかもしれません。
しかし、複雑で苦痛を感じるトレーニングがベストではないのです。
上達するのは当然として、身体への負担が少ない練習こそが最善なのです。