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バレーボールだけに限りませんが、全国各地から強豪選手が集まり、優秀な指導者が何人
も在籍している名門チームや強豪チームが試合に勝つのは当然だとしても、何とか試合が
できるだけの人数をかき集めるのが精一杯という弱小チームの場合は、延々に1回戦負け
になるしかない
のでしょうか?

「はい、だから諦めろ」
と切り捨てるのは簡単ですが、いきなり全国大会で優勝するのは無理だとしても、何とか
トーナメントなどで1回戦は突破したい
と考えるのは弱小チームであっても同じです。

組み合わせ抽選で1回戦の相手が全国大会常連の強豪チームだとして、1点もポイントを
取れずに「25対0」(小学生の場合は「21対0」)で2セット(5セット制だと3セット)
を取られて完封負けする事も珍しくないため、試合をするのも嫌になるかもしれません。

しかし、今の2倍の練習量に増やしたところで、試合をしたら結果はほとんど変わらない
と指摘するのは金沢星稜大学男女バレーボール部監督の櫻井貴志さんです。

練習量を増やせば技術面でのミスや実力不足は改善されますが、今と同じ練習メニューで
時間だけを増やしたところで、メンバー間の連携であったり、とっさの際の判断のズレを
改善することは不可能に近い
からです。

ボールが落ちてくるところに誰もいなかったり、スパイクを打ちたくてもトスを上げる人
がいないなどといった連携プレイのミスは、基本動作の反復練習や、トスからアタックと
いったワンパターンな練習を繰り返すだけでは改善できません。

櫻井さんは、個々の練習毎に条件やルールを変えながら、守りの動きと判断力を養う必要
があると指摘しますが、ボールの動きを予測して、あらかじめ準備するのは簡単ではあり
ませんし、単にミニゲームや紅白戦などを重ねただけでは上達しないものです。

そこで、バレーボール経験者が非常に少なく、まともなバレーボール指導者が誰ひとりと
していない弱小チームであっても、少しでも試合に勝てるようになるために必要な練習法
を櫻井さんが「バレーボール練習改革」というDVD動画マニュアルにまとめました。

トスのあげ方、スパイクの打ち方といった技術的な話はもちろんのこと、試合中に適切な
判断が行えるようになるための頭脳を鍛える練習メニュー
をもりこんでいます。

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