将来的に野球で生計を立てようと思ったら、以前はプロ野球選手になることが第一目標で
あり、次善策として社会人野球や野球指導者を目指すケースが多かったですね。
どこからもお呼びがかからなければ諦めて、全く別の世界にいくのは今でも変わりません
が、現在は、いきなり大リーグを目指したり、独立リーグなど、選択肢は広がりました。
中学や高校から大リーグを目指そうとすると、理不尽極まりない田澤ルールに邪魔される
わけですが、野球の村社会が変わらない限りは、今後もこのままでしょうね。
さて、中学生が将来、野球で生計を立てたいと思ったら、どのような点に気をつけて日々
の練習に取り組めば良いのでしょうか?
打撃という観点で言えば、ミート力を向上させる練習を中心に取り組めばいいと指摘する
のは、筑波大学硬式野球部監督の川村卓准教授です。
中学生は第二次性徴期ということもあって、成長ホルモンは身長を伸ばすために使われる
ため、筋肉を大きくするトレーニングを行っても効果が薄いのです。
むしろ、身長の伸びが一段落ついた高校生のほうが筋トレの効果が出やすいと川村さんは
指摘します。
「ミート力を向上させる練習」として、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
中学になると、ピッチャーが変化球を投げることが一般的ですから、タイミングを外され
ても対応できることが重要ですが、「インサイドアウト」のスイングを身につければ十分
だと川村さんは指摘します。
インサイドアウトのメリットをまとめました。
- 内角低め、外角高めなどの厳しいコースでも打ちやすい
- 体の内側から外側へ最短距離でバットを振れる
- 全身のバランスを崩してもフォームを修正しやすい
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