同じ言葉を発していても、正反対の意味になることが珍しくない
のが日本語の特徴です。

スポーツ競技で監督やコーチから「頼りにしてる」と言われたので喜んでいたら、本当は
「全く駄目だから、もっとしっかりしろ」という意味だと知ってがっかりしたとか、会社
の上司から「いつでも良いから、この仕事をやって」と言われたので後回しにしていたら
「まだできていないのか!」と怒られるといったケースは、あなたも経験したことがある
かもしれません。

この手の本音と建前を正しく理解できないと「空気がよめない奴」などとして「KY」と
いったレッテルを張られるわけですが、真逆に完璧に空気を読んで、適切な対応ができて
いる人がいるのも事実です。

いったい、なにが違うのでしょうか?

その答えの一つが「ボディー・ランゲージ」です。

さきほどの例だと、「いつでも良いから、この仕事をやって」と言葉では言いながらも、
一刻でも早く片付けろといったサインが出ていることが一般的です。

「それだったら、口で言えばいいのに」
と、思わず言いたくなりますよね。

しかし、上司からの業務命令となると、あなたが現在行っている仕事を止めて新たな仕事
に取り組むことになりますし、その仕事も優先順位が高ければ、結局は両方の仕事ともに
片付かず、更なるトラブルを引き起こしかねません。

そこの部分の調整を自分で行えという意味が含まれているために、あいまいな指示になる
わけですが、あなたが読めていれば、今の仕事と飛び込みの仕事の優先順位を上司に確認
するなどの自衛策が取れるわけです。

この「ボディー・ランゲージ」というのは、、あなたという人間と同じくらい独特のもの
であり、全く同じ表現をする人は2人として存在しませんので、ある程度の法則性はあり
ますが、トライアンドエラーで様子を見ながら精度を高めていくしかありません。

しかし、ボディー・ランゲージの法則性を知っただけでも、それなりの精度になりますの
で、全く知らないというのであれば「空気を読める!ボディー・ランゲージ入門」を読む
だけでもKYを大いに改善できます。

【続きを開く】