剣道だけに限った話ではありませんが、上達したければ練習時間や量を増やして身体能力
を高めたり、技術を高めればいいという考え方が一般的です。
他人の2倍、3倍練習しろ
などと指導者が檄を飛ばす光景が珍しくないように、練習をすればするほど上達できると
いう考え方が根強いわけですが、現実問題として、なかなか思い通りにいかないですよね。
練習時間や練習量を増やせば疲労は蓄積しますし、その疲労を回復する時間もなければ、
筋肉や骨格、関節などに疲労が蓄積していきますので、動きが悪くなっていき、その中で
無理に体を動かし続けることで、怪我や故障を起こすことになりかねません。
怪我や古傷に悩まされるアスリートが少なくないのは、練習のしすぎによる過労と回復が
追いつかない状況が続いたからです。
もちろん、稽古をしなくても良いなどと言っているわけではなく、剣道の場合は地稽古や
立ち切りなど、心身ともに限界まで追い込むことも必要ですが、それを絶え間なく続けて
いたら体が持たないから、加減を知ったほうがいいという話です。
また、日頃の稽古でも、惰性で同じ内容を繰り返しているだけだと、時間をかけても上達
しないということになりかねませんし、指導者によっても上達スピードが左右されること
が珍しくありません。
学校の部活だと、強豪校は別としても、公立だと顧問が剣道未経験者というケースもあり
ますし、外部講師で招聘される人の中にも問題行動を起こしてニュースになる場合もある
ように指導力はピンきりです。大分県のケースでは外部講師が部員に暴力を振るうVTRが
公開されたことで大騒ぎになりました。
そこで、剣道教士八段で国際武道大学教授の井島章さんが、真の実力がつく正しい上達法
と自己成長、自分の剣道を高めるといった、先を見据えたうえでの日々の過ごし方や稽古
への取り組み方などをまとめたDVD動画教材が役立ちます。
それが「井島章教士八段が明かす剣道の極意」です。
あなたの現時点の才能や実力が乏しいのが原因ではなく、稽古の内容や心構えが間違って
いたから、成長することができなかっただけであって、正しい稽古法で基本からしっかり
と身に付けることで、身体が悲鳴を上げて、怪我や故障をするまで稽古量を無理に増やさ
なくても着実に上達できるのです。