若い頃から継続的に剣道を続けている人と、中高年になってから剣道を始めた人との間に
大きな差が出るのは当然だとしても、ブランクを経て剣道を再開した人でも意外に大差が
つくことが珍しくありません。
若い頃にやっていたから、しばらく稽古を続けていたら身体がかつての頃のように動ける
などと思っていると、いつまでたっても思い通りに体が動かすことができずに愕然とする
ケースが意外に多いのです。
大人になってから剣道を開始・再開した人と、剣道を継続的に続ける人との違いとして、
武道学園純正館道場特任師範で教士八段の林朗さんは以下の3点をあげています。
- 肩の柔軟性
- 手首・肘の動き
- 下半身の柔軟性
まともにスポーツをしていなければ、身体が硬くなるのは当然だとしても、日頃から柔軟
体操やストレッチ、他のスポーツをしているからと言っても剣道で求められる身体能力で
必要となる部位が十分鍛えられているとは限らないのです。
あなたが今までに実践してきたスポーツ競技にもよりますが、体力や持久力、精神力など
は剣道でも活用できるとしても、剣道の打突を思い通りにできるためには、竹刀の動きや
足さばき、防具をつけた状態での身体の動きなど、必要とされる身体能力を鍛える必要が
あります。
これらの能力を向上させるためには、素振りやかかり稽古、地稽古などを続けるだけでは
時間がかかって仕方がありませんので、林さんは大人向けに独自の剣道練習が必要になる
と言います。
そのためのポイントとして林さんが上げているのは以下の2点です。
- 剣道に適した身体作り
- 基本打突の稽古だけを徹底的に取り組む
その後、はじめて応用打突・連続技を身に付ければいいのであって、体が動かない、基本
打突も出来ない状態で地稽古や掛かり稽古を重ねたところで、上達するほうが奇跡です。
うまく相手の動きを避けることが出来なかったり、体を捻ったり後頭部から転倒するなど
といった不適切な動きをして怪我をすることにもなりかねません。
そこで、大人になってから剣道を開始・再開した人が効率良く上達するために必要な知識
と練習法を誰でも実践できるように、林さんが「大人剣道・上達プログラム」を作成しま
した。
大人剣道・上達プログラムの詳しい内容は以下の動画で確認してください。