学童野球や少年野球、リトルリーグやボーイズリーグなどの野球指導者は、野球経験
がある人が行うことが少なくありませんが、野球経験があるからといって正しい指導
ができるとは限りません。
実際に、多くの少年野球チームにおいて間違った指導法や技術理論が蔓延していると
指摘するのは、某中学硬式野球クラブチームでヘッドコーチを務めている西森寛さん
です。
その理由として、指導者が現役時代に学んだ野球理論や練習法が、現代までにすべて
否定されており、現代の野球理論を少しでも勉強していれば、やってはいけないこと
だとわかるのにも関わらず、そのことを知らないという点があげられます。
仮にも野球を指導するのであれば、その程度のことは知っていても当然だと思うかも
しれませんね。
しかし、継続的に学習や研究を行っている強豪チーム指導者であればまだしも、日頃
は仕事に忙しく、地域や組織のしがらみのために、たまの休みを潰して仕方なく野球
指導を行っている場合、自分の経験から教えるしかないわけですから、現代野球理論
を知らなくても当然でしょう。
自ら学んだ野球理論や練習法が今でも通用すると信じ込んでいるかもしれません。
そこで、現代野球でも通用する正しい投げ方によるキャッチボール指導と、守備での
正しい練習法、正しい走塁法を指導できる「キッズベースボールドリームナビ2」が
役立ちます。
西森さんが参加している「少年野球塾」代表の藤井修三さんと、同副代表の伊藤秀二
さんがまとめたマニュアルです。
キッズベースボールドリームナビ2では技術面だけでなく、少年野球における正しい
メンタル指導法についても説明しています。
従来はスパルタで厳しく鍛えることが精神力を高める効果があると言われていました
が、こちらも現代野球では明確に否定されています。
スパルタがダメだから子供に媚びて甘やかすといった具合に間違った議論誘導をする
人もいますが、ミスリードもいいところであって、適切なメンタル指導の仕方を実践
すればいいだけの話です。