飼い犬の問題行動に困っていたり、ペットショップで買ったり、知り合いなどから譲って
もらったワンちゃんをしつけるにあたって、どのようにするのがベストなのか、あなたも
頭を悩ませているのではないでしょうか?
さまざまな人が「最適なしつけ方」と称して教えているわけですが、あまりにも情報量が
多いことから、本当にベストなのが一体何かがわからずに、混乱しているのではないかと
思います。
堀川春広さんは、本質をまったく無視して即効性だけを求めたしつけ方が蔓延していると
指摘します。
確かに、その場では問題行動が解決しますので、長年にわたって甘噛みや無駄吠えなどに
苦しめられ続けてきた人からすれば、夢のような解決法に思えるかもしれませんが、この
即効性のある解決策の大半は、あくまでも対症療法的なものである場合がほとんどです。
しばらくすると、犬のほうが慣れてしまって再び元の問題行動を引き起こす状態に戻って
しまうので、意味が無いと堀川さんは指摘します。
また、赤ちゃんなどと同じように、飼い犬もパートナーとして接すればいいとアドバイス
をする人もいますが、堀川さんは擬人化してはいけないと指摘します。
犬の頭脳は人間とは異なりますので、人間であれば理性が働いて適切な行動を行う場合で
あっても、犬だと動物本能に基づいた行動をすることが多いのです。
このため、人間と同じように対等な関係などと思って接してしまうと、犬のほうが自分が
ボスだと勘違いして、言うことを聞かない人間を襲って征服しようと行動するようになり
ますので、問題行動が悪化することにもなりかねません。
このため、ある程度の時間を費やしてでも、動物の本質に基づいたしつけ方を行うことで
飼い犬との関係が正常化できますし、しっかりと言うことを聞くようになるものです。
この犬という動物の本質に基づいた犬のしつけ方を実践できるように、堀川さんが「本質
の犬のしつけプログラム」というマニュアルを作成しました。