ソフトボールは2012年のルール変更により、ピッチャーはリーピング(投球時に軸足
を地面から浮かしてサイドステップをする動作)ができるようになりました。

リーピングは、推進力が上がり、速いボールを投げやすい投法でありながらも、バッター
からのタイミングを合わせにくいというメリットもあるなど、マスターしておくと非常に
役立つことは言うまでもありません。

もちろん、ピッチャーとの適性や相性もあるため、全員がリーピングにしないといけない
といったものではありませんし、10年以上経過しても、どのように教えたらいいのかを
わかっていないピッチングコーチや指導者も少なくありません。

リーピングがうまくできないと、体のバランスを崩してコントロールを乱してしまうとか
うまく体重が乗り切らずに球威がでないといった問題が生じるためです。

さらには、コントロールがブレやすくなったり、下半身への負荷が大きくなるために身体
故障のおそれもあるなど、注意点も少なくありません。

日本スポーツ協会公認ソフトボールコーチ4の保坂哲也さんは高崎商業高校ソフトボール
部監督として、リーピングを高校生に指導してきましたが、これらの問題もあるために、
選手に合った指導が必要だと指摘します。

そこで、リーピングを指導した経験がないソフトボール指導者でも、リーピングに向いて
いる選手かどうかを見極めた上で、適切な指導が行えるように「選手に合った指導で無駄
のないフォームを身に付ける~“ルールに適応”したピッチング指導法~
」というDVD動画
マニュアルを公開しました。

リーピングの動作のポイントや、具体的な練習法を解説しているので、指導者だけでなく
選手が見ても役立ちますが、リーピングをするべきかどうかは指導者と話し合って決めた
ほうが無難です。

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