バスケットボールでアーリーオフェンスを中心とした攻撃スタイルを取るチームが増えて
いますので、従来よりもディフェンスを強化しなければ失点を減らすことはできません。
攻撃は最大の防御
などといいますが、ディフェンスが甘いままだと、どれだけアーリーオフェンスで攻撃を
したいと思っても、相手チームのオフェンスからボールを奪うことが全くできずにゴール
を決められる一方です。
極端に実力差の大きなチームが対戦すると、100点差、200点差となることも珍しく
ありませんし、負けた方のチームは1点も取れずに「完封負け」となるものです。
個々人のディフェンスだけでなく、組織面のディフェンスでも課題が山積みという状況で
現状を改善するために、単に練習量を増やしたり、身体能力を向上させるだけでは十分な
効果は得られません。
バラバラに対策をおこなっても、総合的な能力が求められる試合で活かせなければ意味が
ないからです。
全国屈指の強豪校として知られる福岡大学附属大濠高等学校でバスケットボール部監督を
務める片峯聡太さんは2014年、2016年とインターハイで優勝に導くなどの実績を
残していますが、もともと素質のある選手が集まりやすいというメリットはあるとしても
選手がライバル校に負けないだけの能力を身につけて、チームとしての戦略や戦術なども
頭一つ飛び抜けているからこそ、今の地位をキープできているわけです。
この福岡大学附属大濠方法で行われているチームディフェンスの強化方法を知りたくあり
ませんか?
主に行われているのが「マッチアップゾーン」ですが、平凡以下の実力しかないチームで
導入するのは無理だと諦めているかもしれませんね。
しかし、片峯さんが、マンツーマンを土台にゾーン、マッチアップゾーンとレベルアップ
していくことで、それほど強くもないバスケットボールチームでもチームディフェンス力
を無理なく向上できる練習メニューを公開しました。
それが「マッチアップゾーンディフェンスの極意」です。
練習環境が整備されていて、いつでも自由に使える強豪チームと比べて、練習環境や練習
時間では圧倒的に不利な状況にあるチームであっても、限られた練習時間の中で効率よく
チームディフェンス力を上げることができます。