手書きの文字が汚いことに対してコンプレックスを抱いていませんか?
学生時代の頃には、何を書いているのか分からないと先生から言われてショックを受けた
かもしれませんし、今でも苦手意識を強く感じているのではないかと思います。
現代は手書きで文字を書くよりも、キーボードやフリックで入力した文字をプリンターで
印刷したり、画面上で見ることが増えていますので、字が汚い人には素晴らしい状況だと
言えるかもしれませんが、冠婚葬祭や書類・手紙などの作成などで手書きの文字が必要に
なることも少なくありません。
これらのケースにおいては、特に手書きの文字が汚いと目立って仕方がありませんので、
恥ずかしい思いをすることになるわけです。
文字が汚い状況を改善するためにペン字教室やペン字講座などを受講したことがあるかも
しれませんが、なかなか良くならずに挫折したのではないでしょうか。
その原因として、書道家で日本美文字協会会長の坂本幸一さんはお手本を見て書くだけの
練習だと、練習をしなかった文字は汚いままだし、キリがないと指摘します。
ひらがなとカタカナは各48文字、漢字はすべて合わせると10万文字以上とも言われて
おり、常用漢字だけでも2136字(1923年制定、2010年更新分が最新)と多い
ことから、1日1文字を完璧にマスターするというペースでも6年以上はかかります。
これでは挫折するのも当然でしょう。
そこで、1文字づつ、お手本を完璧に真似をするのではなく、字を美しく書くポイントを
学んで、あなたが知っている文字に当てはめるほうが効率よく上達できますし、短時間で
マスターできます。
この字が美しくなる考え方を独学でマスターできるのが「美文字の流儀」です。
理解するために2秒もあれば十分ですし、1日1時間の練習で1週間後には、どのような
文字を書いても美しく見えるようになります。
字の汚い人は、ペンや鉛筆の持ち方からしておかしいことが一般的ですから、文字を書く
前の段階から説明しています。