何もバレーボールだけに限った話ではありませんが、上達しないという問題を解決するに
あたって、練習量を増やせば解決する場合と、いくら練習しても解決しない場合の大きく
2種類のケースにわけることができます。
これから初めての技術やチームプレイなどを身につける場合には、体がなれるまでに必要
となる練習量をこなす必要がありますので、頭で考えなくても動けるようになるまで努力
する必要がありますし、面倒だからと言ってサボっていると、いつまでたっても上達する
ことはできません。
その一方、パスが安定しないとか、レシーブがうまくコントロールできないといった悩み
を解消するためには、練習量を増やしただけでは解決しない場合がほとんどです。
何となくできるように思っても、確信を持って、パスやレシーブ、スパイクなどができる
わけではありませんので、好調・不調が繰り返し訪れますし、安定性に欠けることから、
人数を集めるのが難しいチームでもない限り、試合に出るのは難しくなりかねません。
このような悩みの解決策を上手な人にアドバイスを求めても、的確な回答が返ってこない
場合が少なくありませんが、別に嫌がらせのために教えないのではなく、センスや才能で
身につけたからこそ、言葉でどうやって説明すればいいのか分からないので教えられない
ケースが大半です。
自分がフィーリングで身につけたから、他の人も同じように練習をすれば身につけられる
のであって、それができないのは個人の努力不足だと指導者や上手な人は考えますから、
「練習量が足りない」とか「サボるな」といった話になるわけです。
オーカバレーボールスクール代表の檜山拡志さんは、上達できないという悩みを解決する
ために必要なのは練習量ではなく、その原因を知って解決法を実践することだと指摘して
います。
これらを教えられる人がバレーボール指導者を含めて意外に少ないことから、檜山さんが
多くのバレーボール初心者から中級者までが陥りがちな26種類の問題点を解決できるよう
に「檜山拡志の悩み別バレーボールレッスン」という教材を公開しました。