野球のピッチャーにとって、変化球とともに重要なポイントとなるのが球速です。
たとえ、コントロールに難があったとしても、速いボールを投げられるというだけで有利
ですし、緩急をつけたピッチングや変化球を混ぜることでバリエーションが広がるため、
バッターを混乱させるのには最適です。
しかし、球速は才能やセンスが問われるため、筋トレをしたり、投球練習を続けていても
150キロに到達できるのは極めて一握りのピッチャーのみというのが一般的な認識では
ないでしょうか。
しかし、投球最速理論研究家の内野俊也さんは、高校卒業時には75キロしか球速が出な
かったのにもかかわらず、大学3年の終わりに測定すると球速が150キロに到達したと
いいます。
もちろん、スピードガンで調べた正式な結果ではなく、ゲームセンターに設置されている
スピード測定器が出した数値のため、あくまで参考値となりますが、3年間で球速が2倍
になるというのは、にわかには信じられませんよね。
内野さんは体育会系の部活動には所属せず、自己流のトレーニングで、球速を劇的に向上
させることに成功しましたが、どのようなトレーニングをしたのでしょうか?
内野さんは球速アップを実現したのですが、その後、肩を壊してしまいました。
「それだったら使い物にならない」
といって話が終わるところですが、内野さんはインナーマッスルを鍛えるのを忘れていた
のが原因だと特定しており、その当時に戻って、インナーマッスルを鍛えるトレーニング
も同時に行っていれば、肩を壊さずに済んだと振り返ります。
『野球球速アップ』投球最速理論では、このインナーマッスルのトレーニングをはじめと
して、内野さんが球速を上げるために何をしたのかをまとめています。
- トレーニングプランの作成
- ウォーミングアップ
- 肉体の基礎作り
- ウェイトトレーニング
- スピードトレーニング
- インナーマッスルのトレーニング
- 食事
- 投球フォーム