フランス語を身につけるためには、どのように勉強を進めていけばいいのでしょうか?

翻訳者・通訳者の網野智世子さんは、英語とフランス語は同じヨーロッパの言語だから、
英語を知っていれば難しくないと勘違いする人が多い
と指摘します。

もちろん、フランスとイギリスは隣の国ですから、それなりに交流がある中でフランス語
の単語をそのまま英語として使ったり、その逆のケースもありますが、語源をたどると、
英語はゲルマン祖語、フランス語はラテン語と異なります
ので、英語の常識がフランス語
では通用しないケースも意外と多い
ものです。

ゲルマン祖語とラテン語をさらに遡ると、インド・ヨーロッパ祖語として共通になるため
日本語と英語のように根本的に違うことはありませんが、同じようなものだと考えるのも
誤りなのです。

一般的には、フランス語学習として、単語と文法、発音などを覚えることになりますが、
とにかく数をこなせば上達できるという調子で、上達したければ我慢しろといった感じの
学習スタイルが蔓延しています。

当然ながら、フランス語の勉強をしなくてもマスターできる甘い世界ではありませんが、
苦痛と我慢を重ねながら勉強しないと上達できないというのも非効率なものです。

そこで網野さんが提唱するのが、動詞を中心としたフランス語学習です。

フランス語の動詞というと活用が面倒くさいとか、覚える量が多いのが苦痛といった印象
ですが、文章全体の中の位置づけとしての「動詞」を考えることで、文法を理解するのも
効率的になりますし、活用をすべて覚えなくても必要なものから身につければいいと思う
と気楽に感じるのではないでしょうか?

この網野さんが提唱する「網野式・動詞フォーカスフランス語入門」で学べば、3ヶ月も
経過した頃には、かなりの上達を実感できます。

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